白馬村在住で民俗・日本思想史家の田中欣一先生の主宰する、令和6年度閑吟塾第1回講座に参加してきました。

もう10年以上前に初めて田中先生のお話を聞き、すっかりファンになりました。以後何度か講演会に参加しています。今年は念願かなって1年間10回のシリーズ講座を申し込みました。

ハガキで参加申し込みをすると、程なく家の電話に先生から直々に連絡をいただきました。しかも私の申し込みはがきに私が電話番号を書いていなかったため、電話帳で調べてお電話くださったそう。御年94歳の先生にそこまでさせて恐縮です。無事に参加申込手続きが済んだら、封書で年間講座のご案内をいただきました。今年のテーマは「道元と良寛」楽しみです。

で、本日第1講。会場のKFセンターに行くと、何と!130名定員の講義室が満席!1.8m幅のテーブルに3人掛け!2時間の講義中、私語無し、スマホいじり無し! 時折ガラケーと思われる携帯電話の呼び出し音が響くのはむしろご愛嬌。参加者の平均年齢おそらく70歳以上、その「学ぶ意欲」たるや、驚愕!です。

誰からも強制されることなく、自分が知りたい学びたいと思うことを「この人から聞きたい」と思って足を運び、同じ想いの学友と机を並べれば、そこはもうユートピア! 会場全体がね、学ぶよろこびでキラキラしてるんですよ。いやいや頭がキラキラじゃないですよ。んん、そうかも?

by ADK62