「え、松島さんだって文章書くでしょう。それと同じですよ」

シンガーシングラーター884君に、「曲をつくるってすごいね」と言ったら、冒頭の言葉が返ってきた。いやいや、私の中では曲を書くってのは特別にすごいぜ、という気持ちが強く、とてものこと「文章書くのと同じ」とは思いもしなかったので、たまげた。

だが、思い返してみた。文章を書く、作曲する、絵を描く、デザインする、設計する、etc.

どれも創作と呼ばれる営みだが、ゼロから新たに生み出しているのか?と考えると、そうでもないのかな。

文章を書くには言葉を使うが、その言葉はすでに、ある。文字もある。書き順も決まっている。言葉が表す意味も辞書に書いてある。意味が分からなければ辞書を引く。誰かの書いた小説の一文、誰かの発した言葉、ネット上を探して見つけた企画書の図解。自分の経験や周囲にあるものから引っ張り出してきたあれやこれやを総動員して、目的に合った文章を書いているのが実情。「すべてはコピペの産物=盗作」とは言い過ぎかもしれないが、「純粋に自分で生み出しました=創作」ではなく、「いろんな材料を組み合わせて再編集しました=共作」が実情に近いのかもしれない。

そうかもしれないなあ、という話をYTKにしたら「インテリアデザインだって同じですよ。有名なデザイナーの真似をするのはデザインのはじめの一歩です。それは盗作じゃなくてオマージュっていうんですよ。」と言われた。

オマージュ(英語: hommage)とは、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、似た作品を創作すること、またその創作物を指す語である。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。 Wikipediaより

ははあ、オマージュ! いい言葉聞いたなあ。難しく考えずに、まずは尊敬しつつ真似をする。ということならいろいろできるかもしれない。

だからって無茶振りするんじゃないよ! GMSWさん!

by ADK61.9