昨年末、縁あって人様の前で演奏(アコースティックギターデュオ、私はサイドギターとボーカル)する機会を得ました。
縁あっても何も、要は「やりたい」気持ちが昂じて「無謀にもやってしまった」というのが実情です。
そのことを個人のFacebookで書きました。

タイトルが前掲の「無謀と書いて、たのしい、と読む。」であります。

書いてみて、ふと、「無謀とは『はかりごとなし』と読めるな」と気づきました。
文字の意味を引くなら広辞苑なので、早速「無謀」を引いてみると、「先のこともよく考えず、乱暴に物事を行うこと。」とあります。う~ん、いまいち「はかりごとなし」なニュアンス薄いぞ。で、さらに別の辞書を引くと「深い考えのないこと。無計画なこと。また、そのさま。成功する見込みもないのに行動することにいう。むてっぽう。無茶。-精選版 日本国語大辞典より」そうそう、そういうニュアンスだよね!

では、実際に2週間後に人様の前で演奏する機会を得たADKは、当日まで「無謀のまま」でいたのか?
いえいえ、そんなことはありません。むしろ「これでもか」と、はかりごとをめぐらせましたよ。2週間で演奏にもっていける曲は何か?誰に助けてもらえるか?会場の雰囲気や演奏の条件は?想定される観客はどのような人か?その人たちが聞いて楽しめそうな曲は何か?自分の技量は何がどの程度足りないのか?理想は捨てるにしても人様に不快感を与えないレベルに引き上げるにはどうしたらいいか?仕事の合間にどの程度練習時間を確保できるか?
我ながら「仕事にもそのぐらい情熱注ごうね」と言いたくなるような「はかりごとぶり」でしたね。

またまた何が言いたいかわからなくなってきましたね。
今日言いたいのは「はかりごとそのものは、出発点じゃない」ですです。
前回書いた「開けゴマ」という呪文のことに、ここでつながります。
呪文とは「〇〇がやりたい!」これが答え!
そうすると「ゴトゴトゴト」と扉が開くのです。然る後、その先へ進むために、あらん限りの能力を総動員して「はかりごと」をしましょう。そうすればきっとあなたは歌が上手くなる!!!

えーと、自分でもわからなくなってきたので、この辺で退散!
おーたいさん。

by ADK61