諸星大二郎のファンです。大ファンです。

中学のとき少年ジャンプに掲載された「生物都市」、そして「孔子暗黒伝」以来の諸星大二郎ファンです。と言っても、はっきり「コミックを集めたい」と意識したのは1988年に出た、孔子暗黒伝の創美社版コミック(初版)からかなあ。
西遊記を題材にした「西遊妖猿伝」は、アクションコミックス版1~8巻(大唐編)、潮出版社版9~16巻(河西回廊編)、集英社版1~6巻(西域編)と持ってます。何度も中断しては出版社を変えて再開し、やっと中国を出て西域へ。果たして作者存命中に三蔵法師一行はインドへたどり着けるのか?これはもう神のみぞ知るとしか言いようがありません。この御方の著作はどれも、「はっきり完結」したものがないのです。

その諸星大二郎の企画展が、岡谷市イルフ童画館で3月13日まで開催されています。時間を見つけてやっと行けたのですが、もう大満足でした。
平日なので観覧者はちらほら。
気が済むまでじっくりと見て読んで歩けました。他の観覧者もファンなのでしょう、みんなゆっくり・じっくりなんだよね。

マイベスト展示物は、暗黒神話に登場する「タケミナカタ」の原型と思われる「竜蛇の神(富士見町井戸尻考古館蔵)」
学芸員さん、グッジョブ!

 これに顔ハメして撮るひとがいるのか??

見終わって帰ろうとしたら、童画館のカフェ入口に「暗黒星雲チーズケーキ」のPOPが!
「なぬうう?これは食べなきゃ後悔するに決まっている」と入店し即注文。

メニューにはさらに「バトーショコラ」もあり。

「語りたい・語りたい・語りたい!」衝動を押さえきれずに会計の時に「このメニューは誰が考えたんですか?」と尋ねると、ちょうど学芸員さんがレジにいて「私とカフェの人で考えました!」と即答が。
あとはもう立ち話にもかかわらず延々と諸星様ばなし・・・。

「自分が好きなことを同好の士と語らう」無上の喜びでした。
これはもう1回行かねば。

そもそも諸星大二郎を知らない人には、何のことやら???ですね。