ADK60の手習いであります。
学生時代にちょっといたずらしたことはありますが、もはや遠い遠い昔のこと。何を思ったか? 何を思ってか? きっかけや理由はいろいろあるのですが、基本「部活が好き、部活無しで生きていけない」性質のため、ズブズブとギター沼にはまっております。
弾く以上はうまくなりたいし、せっかくだから弾き語りもしたい。昔もっとちゃんとやっとけばもてたかもなあ・・・。
じゃあ上手くなるにはどうしたらいいのか?
そこで登場するのが吉田兼好法師であります。
徒然草 第百五十段 能をつかんとする人
能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。いまだ堅固(けんご)かたほなるより、上手の中にまじりて、毀(そし)り笑はるるにも恥ぢず、つれなく過ぎて嗜む人、天性その骨(こつ)なけれども、道になづまず、みだりにせずして年を送れば、堪能(かんのう)の嗜まざるよりは、終(つい)に上手の位にいたり、徳たけ、人に許されて、双(ならび)なき名を得る事なり。
(現代語訳)
芸能を身につけようとする人は、「うまくないうちは、うかつに人に知られないようにしよう。内々でよく練習して上手くなってから人前に出たら、たいそう奥ゆかしいだろう」と常に言うようだが、このように言う人は、一芸も身に付くことは無い。
いまだ全く不完全なころから、上手い人の中に交じって、けなされ笑われるにも恥じず、平然と押し通して稽古する人が、天性の才能は無くても、その道に停滞せず、いい加減にしないで年を送れば、才能があっても稽古をしない者よりは、最終的には名人の境地に到り、長所も伸び、人に認められて、ならびなき名を得る事である。
*原文、現代語訳ともに「左大臣どっとこむ」を参照させていただきました。
まあ、初心者が初心者であることを恥じることはない、ってことかと思います。どの道にも上手達者はいて、素直にそういう人に交わって教えてもらうのが一番!
そういうわけで、6月24日(土)某音楽caféのオープンマイク(誰でも希望すればステージで演奏ができる日)に参戦します!!!
by ADK61