小さい頃は 神様がいて 不思議に夢を かなえてくれた
やさしい気持で目覚めた朝は おとなになっても 奇蹟はおこるよ
カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の やさしさに包まれたなら きっと
目に映る全てのことは メッセージ

荒井由実が20歳でリリースした3枚目のシングル「やさしさに包まれたなら」の歌詞です。

「目に映るすべてのことはメッセージ」すごいです。

実は最近この歌詞のすごさに気づいたのです。昔聞いたときは何ということもなく聞き流し、せいぜい、「多感な少女の歌だね」ぐらいにしか思っていなかったのですが。

感受性全開! ものすごい情報が渦を巻いて荒井由実に吸い込まれていくのでしょう。この感受性で日々を過ごしていったから、荒井由実~松任谷由美という大アーティストになったのだろう、と、最近思うのです。

わが身を省みるに、う~ん、我ながらかたくなだったぜ。感受性の窓は狭い、せまい。人の話は聞かず、人の行動を素直にまねることもなく、美しいものを美しいと感じることも少なく。そう、実は非常にもったいない!感受性の窓を全開とはいかずとも少し広げてみると、世の中素敵なこと、もの、ひとがあふれているではありませんか。広げた窓からついでにお金も入ってこないかなあ、などとせこいこともつい浮かびますが、できる限り窓を広く開けて生きていきたいものです。

by ADK60