未来図恒例春の合宿。今年はYTKのふるさと大阪へ。
春の雪に襲われた3月16日早朝、YTK、YFO、DSG、ADKの4名は車で一路大阪へ。冬用タイヤ規制はあったものの通行止めにはならず、予定通り昼前に大阪着。駐車場に車を入れて、雨の中を大阪の街探索開始!まずYTKの生まれた福島を逍遥。そして有名なK高校へ。空襲で爆撃された跡が残る壁面が今でも保存されています! その激烈さに言葉もありません。

*スタッフYのつぶやき*
私が高校生の時はこの壁のある校舎が現役でした。もちろん当時から空襲の跡があることは知っていましたが、周りも同様の壁面だったこともあり、それほど気にしたことがありませんでした。
改めて見ると、メモリアルウォールとして残されているからか、歳をとって感じ方が変わったからか、胸に迫るものがありますね・・・
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次は電車に乗って大国町へ。まずは今宮戎神社に寄って、未来図繁盛祈願をしました。
その先、新世界&通天閣は観光客でごった返しています。外国人もたくさん。むか~し通った記憶だと、朝から呑んでるおじさんたちがたくさんいたと思うのですが、今はわずかです。新世界は別世界だった。
昼食に串カツの店へdrop in。研修なので何事も体験が大事ですね。プハ~。
そこから風情のある小径を抜けて安居神社へ。真田幸村戦死跡之碑がありました。



そして今日一番の目的地、四天王寺へ。「聖徳太子が建てたお寺を見てみたい」という実に単純な動機で行ってみたら、ここは驚愕!大阪人のど根性と商魂をまざまざと見せつけられました。
四天王寺の由来は、物部氏と蘇我氏の合戦の際に、聖徳太子が四天王の像をつくり、戦勝を祈願して勝利したことだそうです。山岸涼子の漫画「日出処の天子」に詳しく描かれています。
それはさておき、何が「大阪人のど根性と商魂」なのか?
四天王寺は、創建以来幾度となく、戦火で焼失し、災害に見舞われ、火事で焼け落ち、神仏分離令で解体の危機に追い込まれ、台風で倒壊し、大阪大空襲に見舞われ境内のほぼ全域が灰燼に帰し、壮絶な歴史を経て今日に至っているのです。それでもそのたびに建て直し、建て直して今の寺がミャクミャクと続いているのであります。おそらくはそのたびに大阪人(だけとは限りませんが)がお金を出し合って再建したのでしょう。まさに、大阪人のど根性の象徴であります!
そしてその商魂。五重塔には大小の位牌がずらり、回廊には灯篭がずらり。寺を維持し、いざという時に再建するにはお金が必要です。続けていくためにお金を回すのは企業も同様です。そこは大いに学ばねばなりません!いや、商魂という言葉は不敬ですね。続けていく強い意志と言うべきでした。



お次は地下鉄に乗って森ノ宮駅へ。走ることが楽しくなる商店・ランウォークスタイルhttps://shop-rws.jp/で、昨年から乗鞍高原で開催している「のりくらトレイルDAY_spring 2025」の打合せです。
ランウォークスタイルの故三浦店長は、乗鞍高原を多くの人が歩いたり、走ったり、自転車に乗ったり…楽しそうに駆け回れる場所にしたい、という夢のために「RUN&WALK」という頑張らない大会を主催したり、乗鞍天空マラソンではプロデューサーという形で運営に携わってこられました。
「頑張るスポーツ」であるランニングを「とことん頑張らない」で楽しむ…乗鞍はそんな楽しさを体現できる場所で、楽しめることに感謝できる場所。「のりくらトレイルDAY_spring2025」は故三浦店長の想いをつたえ、つなぐのです。
5月31日(土)、6月1日(日)に開催します。ぜひご参加ください!
https://navigation-for-all.jp/norikura/trailday_spring2025/
学びと街歩きにどん欲な未来図の面々、お次は日本一低い山、天保山へ。なんと、標高4.53m!
天保山のお山の向こうをふと見ると「天保山渡船場」 ちょうど船が着いたところで、歩きの人と自転車の人が降りてきました。これは乗らずばなるまいと時刻表を見ると、5分ほどで出航。なかなかの運行本数です。早速船に乗り込むが、壁のないつくりのため寒い!震えて渡るとその先はユニバーサルスタジオジャパン。
桜島駅から電車に乗って福島へ。今日の最終目的地である、ふくみ屋福島本店に無事到着。もつ鍋を前に今日の反省会をするのです。反省会です。



わずか半日大阪を歩いただけで、語り尽せぬ驚愕の大阪。しか~し、大阪の街には地山がありません。舗装と客土でできているのです。足裏から大地との交流をすることができません。嗚呼。
春の雨 歩く大阪 地山なし
By ADK63